感情に名前をつける作業

いつでも過去は美しく

シガレット

タバコを吸ってる時間ってなんかすごくいいんだよね

異世界にいれる気になれる

誰にも邪魔されない

1本吸ってる時間

 

誰かに認められた

誰にも許可された訳でもない

何もしなくていい時間

 

仕事の合間とかであれば

休憩という意味があるのかもしれない

 

でも何もしてない時でも

なにかしてる時でも

 

タバコを吸ってる時間

 

は誰にも邪魔されない

時間が流れる

 

吸いに行ってるなら仕方ないね

 

とリアルの時の流れから一時的に離脱できる

 

生きてることに対しての「タイム!」が許されてる気がする

 

もちろんタイムしたところで何も現実は変わらないのだけれど

 

一息つくという

簡単な時間がなかなか人生において取れないけれど

タバコを吸うという行為によって

なぜか休むことが人に許された気になる

 

そして体に悪いというのがまたいいのだ

ささやかな自殺行為

ささやかな自暴自棄

生きることに後ろ向きな私に丁度いい

今すぐ死ねなくても

少しでも早く人生が終わる気がする

 

いつか後悔する時が来ればいい

いつか辞めようとする時が来ればいい

 

それはきっと前向きに生きることができた証なのだと思う

 

 

カッコつけだとか

そう思われていい

カッコつけてない生きていけないくらい

訳ありなやつだとおもわれたいくらいに

悲しいヤツなのだよ