感情に名前をつける作業

いつでも過去は美しく

好きな人はずっと好きな人

同じことしか思わない成長してないこの気持ちが

なんとも言えず馬鹿だなあとも思うんだけど

愛着が湧くんだよ

 

こんなに好きなのに から

あんなに好きだったのに

に変わって

今ではこの気持ち忘れたくないって思う

 

 

確実に時と共に記憶が劣化してるのに

その時の思いが確かなものだったって思うのはすでに美化されてるのかもしれない

時がたったら忘れられるのではなく

ただ忘れてしまうだけだと思う

忘れたいことも忘れたくないことも

気持ちの大きさってあんまり関係ないのかもしれない

気持ちが大きいほどに美化されてそうだし

気持ちが小さくても美化されてそうだし

 

要するに

過去はずっと美しいということだ

 

全てを良かった思い出にできる人間の脳は素晴らしいと思う

 

 

今でも思い出す記憶は

あの頃と変わらず胸がギュッてなって

切なくて走って会いに行きたくなる

 

1目見れたらいいんだ

幸せなんだって

毎日思ってた

大人になってわかったことは

好きな人と

付き合う人は違うって

 

恋焦がれるって言葉がぴったり合うように

好きな人のことで頭がいっぱいだった

毎日会いたくて話したくていつでも目で追えるところにいて欲しかった

気になって仕方なかった

 

この気持ちが大きすぎて

いくらつきあっても

この時の気持ちを上回ることはないって思っちゃう

付き合ったら

確かなものを追い求め過ぎちゃうんだろうね

自分のことを好きとか関係なしに追っかけられる気持ちじゃなくて

自分のことを好きかどうかが大事になっちゃう気持ちが

私にはどうも物足りない

本当の好きって何って思う

大切とか愛しいとかは思うのに

毎日会いたくて話したくて気になって仕方ない感情とは全くの別物

 

思い通りに行かなくてイライラすることのほうがずっと多い

好きな人には思い通りに行かないのが当たり前で切ないっていう綺麗な感情だったと思うんだけどなあ

 

どうして付き合う人は好きな人じゃないんだろう

同じような感情を持ち続けられないんだろう